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AKB48特別公演 仁義なき戦い 感想 (Aグループ、11/14 昼公演)

博多座特別公演 AKB48 仁義なき戦い(Aグループ、11/14 昼公演)を見てきたので感想的なものを。

仁義なき戦い

まずは全体的なところから。ヤクザの抗争という難しいテーマの作品を女性が演じるというハンデがありながらよくここまで仕上げたなと。絶対に見る価値あります*1。素直にメンバーや制作スタッフに拍手を送りたい。

演劇のストーリー展開はいろんなところで触れられていますがほぼ1作目の映画と同じです。登場人物が多い、かつみんなヤクザ、かつ人間関係が複雑なので映画を見て予習をしておいた方が楽しめると思います。また、ほとんどのメンバーは男装しているのでよく見知ったメンバー以外は誰が誰だかわかりにくいので事前にどのような格好をしているのかチェックしておいた方がいいです。

あと劇中で拳銃を撃つシーンは効果音を鳴らすのではなく、実際に火薬を使っているのですがこれがとてもいい効果を出しています。SEと違って乾いた軽い音になっているのでこれはどうなんだと思ったのですが、最後のシーンで火薬を使うことのリアルを感じられると思います。

筆者は演劇については素人なのですが、素人なりに気になった演者についてリストアップしてみました。

田島芽瑠(山守義雄)
山守という難しい役を(女房役の坂口理子とともに)うまく演じていると思いました。それも映画のトレースではなく、彼女のフィルタを通った山守を出せていたと思います。個人的にA組でのMVPです。
坂口理子(山守利香)
やはり舞台経験があるからなのか、安定した演技をしていました。声も張れていたと思います。前述の田島芽瑠と合わせて彼女たちが出ていると舞台に安定感が増していた気がします。
横山由依(広能昌三)
序盤〜中盤にかけては映画をトレースしている感じがあり、あまり心情が伝わってこないのですが、中盤以降はよくなってきます。特に休憩後の二幕からは広能の悲哀、虚しさという感情が伝わってくるいい演技でした。
須田亜香里(土居清)
土居組の頭ということで出番は少ないのですが、迫力という意味では彼女が一番やくざの迫力を出せてたのではないでしょうか。
村重杏奈(田楽)
最初のセリフ二つからよくここまで頑張ったなと。コメディリリーフとして満点。

レビュー48

重苦しい雰囲気の演劇から一転して華やかな第二部へ。始まり(と終わり)はメンバー総出演のレビュー48 。とにかく華やかに着飾った子がたくさん舞台に出て歌い踊る姿は「やっぱりAKBはこうじゃなきゃ」というものを感じました。面倒臭いことを忘れて非日常の世界を楽しむというコンセプトは確かにあんみつ姫からAKBGの劇場へ引き継がれており、AKBは劇場が原点というのを再認識しました。レビュー48では今回、レッスン時に代役を務めたメンバーが急遽参加することになりましたが、華やかさの演出という意味では彼女たちが参加して正解だったっと思います。

檸檬の年頃と、波乗りかき氷の演出はバカバカしいけど楽しくて良かったです。特に、檸檬の年頃でのレモンの香り届ける演出は普段の劇場公演にも取り入れていいんじゃないでしょうか?脳パラではネギの匂いを振りまくこともあるんだし。

(ヲタモード)場所的にゆいゆいが正面にいることが多く、かなりレスもらえた気がします。お見送りの時にも目を合わせてくれたしさすがです。

(ヲタモード)あと、豊永あきちゃんから手を振ってもらえた。

*1:値段のことを気にしなければ。約10000円という値段は流石に見る人を選ぶ